直腸癌と旅行とグルメ

2005年に癌宣告。 直腸癌という病気。 本人に起こること。 家族に起こること。 どんな風になっていくのか。 何かに役立てばと思います。 cancer & trip & yummy

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病院を退院するということは 1

僕には医師の友人が多い
いろいろと話を聞くが 僕たちはきちんと考えないといけない。
病院という場所。
入院をすることになったとしよう。
その時点で普通は退院するときに元気にっている
元の健康体にもどっていると考えるだろう。
しかし怪我で元に戻るような、、、たとえば単純骨折などであれば
元の元気な自分に戻れるだろう


しかし
病巣が体を蝕んでいるようなことであれば多くの場合そんな容易ではない
まず、病院に入る状態は仮に元気そうに見えていたとしても
もっと悪くなる経過途中なわけで 元気なわけでもない
癌でないとしても そのまま進行すれば 体に重篤な変化を与えてしまうような事であるから
それを避ける方法を行うわけだ


元気であるから そのときは自分も なんてことはない 乗り越えられると思うのかもしれない
ただ、もしも手術で体の一部を開いたとき 全身麻酔をかけて数時間でも手術を受けたその後
自分の体が こんなに言うことをきかないと 危機感を覚えると思う


自宅寝たきりで1週間すごすなどという経験を今までした事などほとんどの人が経験していないと思う
風邪を引いたって 3日もすれば風呂位は入れるだろう 食事だって食べられないなどといっても
数日もすれば お腹はすくだろう


でも実際におなかや胸を開けるような手術を受けると多くの人は 食欲もわかなくなり
痛みに耐えることで 多くの体力と精神力を使ってしまう


それはそうだ だって今までは病巣があったとしても そこに臓器があったわけで
その一部が取り除かれてしまったわけだ。体だって必死に回復しようとしている
そして からだがそれに慣れ 機能だって100%入院前の状態に戻っていないのに
退院をすることになる。


病院は病気を最高でも今の状況より進行をさせない事しかでない
よく考えてみよう
盲腸だって、なくてもよい場所だから切り取って終わりかもしれないが
それは 体の一部がなくなっているわけで 元に戻したわけではない


脳梗塞の場合も 血栓を取り除けたら 前のように戻れるだろうが
その体は血栓を作らなくなった体ではなく また同じ事を継続すれば
血栓ができるわけだ。
それに もしかすれば その血栓の動き如何では体に麻痺ができることだってあるわけで
血栓をとらなければ 絶対に 今より悪い状況に進んでしまうことは間違えがないわけだ


医師は神様ではないし マジシャンでもない
医師が昔の健康だったときに戻すのではなく
病巣を取り除いたあとに 自分の力で昔の状態に近づけなくてはならないのだ
医師にたよっても そこはどうにもならない


それを忘れてしまってはいけない


病気になった本人はわりと その自覚ができる
やっぱり思い当たる節だったりがあると思うし
変な覚悟みたいなものもあると思う


ただ想像以上の自分の体の事態に かなり戸惑うと思うが
ただ、自分を立て直すことでたぶん精一杯になるだろう
頼るのはやはり病院のスタッフで 医師の見解には従うしかないわけだ


もちろん医師はその手術でもなんでも 患者に行うことは事前に話していて
想像を超えることになってしまう可能性だって話しているわけだ


医師だって問題にあることを好き好んでするわけはないし
自分の人生を棒に振るようなことはしないわけだ


続く

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