直腸癌と旅行とグルメ

2005年に癌宣告。 直腸癌という病気。 本人に起こること。 家族に起こること。 どんな風になっていくのか。 何かに役立てばと思います。 cancer & trip & yummy

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何が良くて何が悪い

僕は今から20年以上前 空前のバンドブームというものの中
その中で活動していた
進学校である小学校からのエスカレータ学校で高校までは約束された私立
その学校では日本のトップクラスの大学進学者がほとんどを占めていた
高校入学時の偏差値も70以上という学校で友達の自宅は医者か上場企業が大多数
中小企業なんて少数派だった
今思うとすごい学校だったなと思う
さて、そんななか僕は幼稚園時代から習っていたピアノを中学の時に
ギターに持ち替えて アイドルはチャードクレイダーマンから
モトリークルーに変っていった
もともと芸能系の仕事も近い家系で家族にも抵抗がなかったのと
たまたま練習しているスタジオやバイト先で一緒にバンドをやりたいと声をかけてもらったバンドが
インディーズで割と注目をされ始めたバンドだった
進学校でまじめだった僕は結構なギャップを感じながらも
新規加入してから だんだんとバンドが成長し 東京から関西地方にも遠征をするようになり
当時東京でのロックバンドとして名前を憶えてもらえるようになってきていた
もちろん僕は進学を考えていなく 音楽で生きていく覚悟でいたので
自分のレベルアップが実現となってきて充実していた
当時はTBSで深夜に放送していた イカ天という番組にも出演し
メンバーはドラマにちょい役で出たり 元気が出るテレビに声がかかった
順調に過ぎていく中で いよいよデビューという話をもらった
がしかし そこでドラムからバンドの離脱を告げられた
彼は一度レコードデビューをし 華々しく 活躍をしてきたが
方向性の違いから数枚のアルバムを出した後 20歳の時に解散をして
プロダクションからも離れていた
そのドラムは僕の進学校である高校のクラスメートで 学生時代は一緒にコピーバンドをしていた
その後のデビューで連絡は取らなくなったが
その彼の解散の時に 当時 我々のバンドも多少の知名度もあって
ドラムに彼を迎えたわけだ
ただ、目標としている路線が 彼がデビューして進んできた方向に似ていた。
だから僕らのその方向でデビューするというのは 彼の道にはそぐわなかったのだ
デビューの話の中で ドラムがかつてプロであることは知っていて
離脱するにあたり新たなメンバーを加入させることも提案されていた
でも それを選ばなかった
なぜなら 当時のバンドのボーカルが付き合っていた彼女
その彼女もまた 同じようなバンド生活を送ってきて
同じように日本のガールズバンドとして注目を浴びているバンドのベーシストだった
僕らは当時 そのガールズバンドとも姉妹のように仲良くしていて
同じようにインディーズで大活躍をし メジャーでデビューすることになった
しかし、やはりデビューに当たり 色々な制約があったのだろう
ガールズバンドは デビュー直前にボーカルとギターが脱退してしまった
それでも もうプロダクションに所属しデビューが決まっているわけだったので
メンバーをさがしデビューをした
順調に売り上げは伸び テレビドラマの主題歌を担当し
オリコンチャートも上位を伺うような 舐めも知られるガールズバンドとなった
僕らよりも先に メジャーになったわけだが その時に色々な話を聞いて
僕が描いていた世界とのギャップに 夢をどう整理してよいかわからなくなっていた
その時に自分のバンドでもデビューとメンバーチェンジが一緒に来たわけだ
そこで僕は 自分の人生をすべてかけて 選択してきた音楽人生に
ピリオドをうつことを選択した
メジャーデビューはせず 解散を選んだ
理由は簡単で 信頼をおけるメンバーを その当時 見つけることはできないと確信していたからだ
僕にとってはドラムのクラスメートは過去に知り合った中でとびぬけたレベルを持つドラマーで
またベースも然り、ギターリストという立場は 彼らリズムセクションの上に乗っかっている
だから もうこれ以上のリズム隊とは出会えないだろうと
またVoもライブでのMCも面白く ライブバンドとしてこれ以上のメンバーを見つける事を諦めた
もしかしたら その後良いメンバーに合う事もできたかもしれない
でも もう力が抜けてしまった。
僕は数年間 友達のサポートメンバーでバンドをしたけれど
結局は就職をするという道にたどり着いた
みごと ドラムの同級生は その後に別バンドに加入して ビックヒットを出すようになった
バンドを辞めたことを大誤算とは思わないけれど
自分が人生をかけて選択した割には あきらめるのが早かったのかなとは思った
しかし 本当であれば きちんと進学を選択するようになっていればという
その場所の誤算は感じている
ただ、そのあとに 小さい会社でも色々なことを自分で行うような立場の会社で
会社を運営するというノウハウは身についたのでそれは良かったと思う
僕がまた同じ選択をするかといえば それは 絶対に NO。
60歳を過ぎたときに 自分がどうなっているか
そんなことは 20歳の時には考えられない
が 生きていくうえで必要なのは 年を重ねていき
自分がリタイヤをする頃に どんなライフスタイルを過ごしたいかを考える必要があるという事だと思っている

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