直腸癌と旅行とグルメ

2005年に癌宣告。 直腸癌という病気。 本人に起こること。 家族に起こること。 どんな風になっていくのか。 何かに役立てばと思います。 cancer & trip & yummy

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後遺症 便の話 肛門再開通から 3年程度まで

僕の直腸がん。癌腫瘍はゴルフボールとテニスボールの中間くらいの大きさだったと聞きます
というのも 僕は術後のしばらくはそんなものを気にすることもできなく
2週間も食べることを禁じられ、激痩せし、腸閉塞だなんだと大変で
過去のことなど気にしていられませんでした。
大きな手術ですから 最初は 一時的にストーマをつけて 数ヵ月後に再開通となる予定でした


ストーマのときは肛門を通らないので 便という感じはありませんでした。
ストーマー時代も後にアップしますが 肛門と再開通となったとたん
私の本当の意味の闘病が始まったという感じでした。
それくらいに衝撃的で自分がこれからどうなるのか
これが一生続くのかという 相当な落ち込みを感じ始めます


先ずは肛門を利用していなかったことによる
肛門周辺の荒れについて。
どうしても直腸がんの場合、便が柔らかいでしょう。
僕は水便で尿と同じ感じです。体液って感じ。
便の回数は本当に計り知れない・・・。
最初は便意が来て2時間から3時間、5分おきにトイレに行っていた。
1日に10回や20回なんて数ではなく100回とか そんな感じ
肛門括約筋も半分とってしまったし 我慢するって言っても
肛門の機能自体に水分を止めるという機能は考えられていないと思う
もともと便は固まっているもので それも直腸にたまっているものを
排泄するという機能が肛門でしょうから 水をとめるという機能は
そこまで完成されていないわけで、ずーっと肛門を締め付けるわけです。
動き始めたら3時間はそんな感じ
ひどい時はそれが3日とか続きます。
気を緩めると漏れちゃうし、座っているといいけれど 歩くことは難しく
立っているのも無理、多分重力のせいで 我慢ができなくなる
残念だけれど 多分 それが現状。


だから僕は術後の3年間1度も電車に乗れなかった
座ると肛門が締め付けられある程度我慢しやすくなるのと
車の運転をすると気が散って便意を紛らわせられるので
移動は必ず車だった。


ちなみに術後10年以上たつけれど、手術直後からいままで 車の運転中に便を漏らすことは一度も無いので多分 運転できる人は車の移動が便利だと思います。


また、もうひとつつらいのが 腸の癒着によるもの。多分便意がでると腸が動き、
その動きが大きかったりすると想像を超える腹内の痛みに耐えなくてはならなくなると思います
僕は痛み止めにボルタレンという肛門からの薬をもらいました。
正直、震えがくるような痛みで数ヶ月なんて単位ではなく数年は悩まされました。
なれるというのも変な話で、多分、体はそのような腸の動きには対応できないのだと思います。
癒着の痛みがひどいときは病院に入院し3日程度、絶食をして長の過度な動きを抑えていました。
3日間程度ずっとブスコパンとかその系列の点滴を継続投与していました。
熱も出るし結構大変。
そりゃそれだけの臓器をいじったわけだから 体だって訳わかってないよとおもってました。


それでも 今 こうやって元気で仕事してます
乗り越えた先には ましな生活が待っています。
だから もしこれを読んでいるそのときの状況の方がいたら
必ず変化しますのでがんばってもらいたいと思います。



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