直腸癌と旅行とグルメ

2005年に癌宣告。 直腸癌という病気。 本人に起こること。 家族に起こること。 どんな風になっていくのか。 何かに役立てばと思います。 cancer & trip & yummy

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僕の場合の直腸がん 手術以降 1

手術自体は順調に終わったようだった
超低位前方切除術 J型のポーチを直腸代わりに作った
切除したのは がん組織周辺 直腸はすべてと
周りのリンパ節 浸潤があった精嚢 などだ
一度へその右側に人工肛門を設置し
その後閉鎖して肛門を使うようにする手術になった
他への転移は見当たらず 10時間程度の手術は順調だったらしい


病巣の大きさはピンポン玉とテニスボールの中間程度だったらしい
病巣の大きさから転移の可能性が非常に大きく 手術に向かった後
家族には余命の宣告を覚悟しておいてくださいと医師から言われたそうだ
これも 細胞検査の結果転移は認められなかったが
病巣の大きさから  体力の回復後 放射線リニアック治療と 抗がん剤の化学療法
それと UFT という抗がん剤の飲み薬を1年間飲み続けました


術後 目が覚めて 麻酔が効いていたので ぼーっとする時間が続きました
たぶん手術が終わったのが夕方だと思いますが 翌朝明るくなってからの記憶はありますが
それまでは 夢なのか何なのか・・・夜中に寝にくくて何度か起きたような覚えはありますが


びっくりしたのは みぞおちの下辺りから下腹部まで 30cmはおなかを開けたのですが
翌日 エレベーターは使いましたが結構大きな病院 片道でも歩いて5分以上かかるレントゲン室まで行ってくれといわれました。体力を落とさないためといわれたけれど さすがに痛くて
点滴棒に頼っても歩けなかった・・・。しまいには車椅子で送ってもらったけれど
それでも 基本検査は徒歩で、そのほかにベットから起き上がって 廊下を最低でも3分 一日 3回以上というノルマがありました


そのとき モルヒネの痛み止めが 背中から入っていましたが 痛みはかなり感じます
あとはお腹の中の水をとるためのドレーンが左側の下腹部に刺さっていて
尿路は管が入っていました
排便はもうストーマからでした
それでも 4人部屋で部屋ごとにトイレも化粧室もあったのでまだよかった


食事は本当なら1週間程度の絶食で済んだのでしょうが
僕は途中で腸が動かなくなり 腸閉塞を起こしてしまったので
結局3週間近く食事は出ませんでした
でも、食欲はわきませんでしたから 辛くはなかったですよ
飴とかガムとか 飲み物はOKでしたから


次回は 病院での生活の様子を書き込みましょう

僕の場合の直腸がん 手術まで

僕は2月1日 内視鏡の専門病院というか
所沢肛門病院 というところで内視鏡検査をしたのだが
そこで大きくなった腫瘍が見つかり すぐにがん宣告を受けた


それから 所沢では一番大きい 防衛医大を紹介された
しかし 僕は友達の医師が多かったために 友達数名に相談をし
友達の病院を選択した


翌週に友達の病院で来院検査を受け エコー CT MRI・・・
その日のうちに手術台の開いている日をおさえてもらった。
たしか この検査が2月10日ごろだ
そして 手術の日が2月21日と決まった。
友達から 手術の日を悩むとかの状態ではないといわれた。


小さい会社だが会社を経営し 経理作業は僕がやっていたので
給与の計算や振込みも行っていたので 25日の給与日が心配だったが
今月だけは通常の基本計算どおりに振込み 3月で相殺してもらうことにした
資金もあったので手術の前に振り込みは済ませてしまった


21日の手術に向け 14日入院して 検査や体調を整えるなどすごした
前日は食事が出来なので前々日に外食を許してもらい 銀座まで出向いて ランチバイキングを食べた
聞くところによると 2週間くらい食事が摂取できないと聞いてたので たらふくいただいた
病院生活はとてつもなく ゆっくりと時間が過ぎた


不安はなかった。その当時は。助かると思っていたし、そんなに大変ではないと思っていた。
結果大誤算なのだが。
もうなってしまった事は取り消せない。
今思うと うちは夫婦で過ごした時間がすごく少なかった。
夜もほとんど無し。
今思うと機能障害でできなくなっちゃったし
もう少ししておけばよかったかな・・・。などとも思いますが。


そして21日の朝8時には手術台に向かいました


今 思うと
・術後の痛みは大変で とてもじゃないけれど 耐えられない
 痛み止め モルヒネが 背中から 直接針で入っていても 痛い
・腹筋のど真ん中を開く。腹に力が入れられない。
・食べ物は食べられないが 思うほどつらくない。
 でも口さびしいから 飴 とか ガムとか
 あとは氷を楽しく食べる方法を取り入れたい
・術後の最初のころは薬でぼーっとしている あまり記憶がない
・体力が本当に落ちるのでどのようにフォローして元に戻るか
 スポーツジムのインストラクターでもないけれど 
 専門の人に聴いておいたほうがよいかもしれない
 僕は体重が思いっきり落ちて お尻の肉が落ちてしまい
 座ることすら痛くてできないという 悲しい事態になった
・腸閉塞がおこる。腸閉塞が起こるとなにもできなくなる。
 食べること動くこと 体調が悪くなってそれどころではないが
・退院時期は延びることも覚悟しておいたほうがよい


これらを以って 術前に色々と用意をしておくほうがよいと思う
2週間は本当に辛い。体がここまでというほど感覚が変わってしまうので。
なにか 聞きたいことあれば 書き込んでください


直腸癌 見つかるまで

直腸癌 大腸癌の場合は 健康診断の大腸がん検査で見つかることが多いでしょうが
体調の変化を気を付けておくことが大切かもしれません
・お腹が膨れる感じがする
・下痢と便秘が繰り返される
・便に血が混ざる
・便の形が細くなる
・便が出にくい
癌は 早く見つかれば 後遺症もなく 術後社会復帰に苦労しません
内視鏡は麻酔を使ってもらえます。ぼくは痛みに弱いため 寝ている間に済ませてもらいっています。
また、バリュームなどで済まそうと 一時的に回避したい気持ちはわかりますが
発見が遅れる事はもちろんですが疑いが見られれば 結局は内視鏡になります
予防的検査 人間ドッグなどは保険が適用されませんが
上記のように体調がすぐれないうえでの検査は もちろん保険が効きます から 
1万円程度の自己負担で調べてもらえると思います
そのほかに癌の腫瘍マーカー血液検査で 保険の自己負担分で 1500-3000円程度でしょうか
私はこのほかにコレステロールや尿酸なども希望して図ってもらっていますが 
一度の血液検査に自己負担で2000円くらいかかります


また、手術まで時間がかかってしまう事があると思いますが
見つかったら すぐに処置してもらう事を第一にするべきだと思っています
1日も1時間でもはやく病巣を切除するべきだと思っていますので
強く医師に相談してください
1か月の差で状況が一変してしまう事もあります


よくありがちな診察の時期という回数というか
大きい病院だと、調子が悪いな 病院でも行こう となってから
本日はどうされました?と最初は診察だけ
では次にCT バリュームをしますので 予約しましょう となれば
ここで1週間後 そして次回は検査結果となり 2週間後
検査で怪しいものが見えるとすると 次回 内視鏡を見ましょう で 予約を 1週間後
などとしている間にすでに1か月が過ぎます
そこから 腫瘍の細胞をとって検査をするまでに また2週間
もし癌だったら そこから 入院の手続きです ここですでに1か月半かかっています
多くの場合は仕事をしていたり すぐに 時間を作れない などと思うでしょう
そんなんで 入院を その時点で1か月伸ばして 手術まで 1か月半まちなどとなれば
もう 最初に病院に来てから 3か月がたちます
もしも ご自身が30さい台など若いのであれば さらに 癌の進行は早いといわれます
治療を最優先に 仕事は絶対に後回しで すべての予定をキャンセルして
病巣を切除することが最優先だと思います
体の中に成長した癌細胞を生かしておくことは絶対にしてはなりません
仮に 病巣が切除できたとしても
成長してしまっているとその周辺の 病気でいない部分の切除範囲も
日に日に広範囲になっていくでしょう
そうなると後遺症の範囲が広まります
仕事で迷惑をかける とするなら 病巣が成長し
退院の時期が延びたり 後遺症で 社会復帰に時間がかかったり
さもなくば 仕事すらできない状態だって考えられます
なにが一番迷惑をかけないか 考えて 最良の方法を考えることが良いと思います