直腸癌と旅行とグルメ

2005年に癌宣告。 直腸癌という病気。 本人に起こること。 家族に起こること。 どんな風になっていくのか。 何かに役立てばと思います。 cancer & trip & yummy

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後遺症 性機能障害2

性機能障害についてもうひとつ。バイアグラにしても何を利用しても全くもって保険適用外。感覚的に病気ではないわけだ。一度池袋の病院で注射をして立たせる事ができるものを試した。数年ぶりに元気いっぱいになったが数時間そのまんま。そのうちに痛くなってくる。病院出てからも全くなおらないし、だいたい今までの感覚と違うから気持ちも入らない。そのときは10万円はらって自分で刺すことができる注射補助の道具と6本の注射器をもらったが結局は一度も利用しなかった。もちろんそのような環境を作る事もしていない。なんだろうかすごく馬鹿馬鹿しく感じるようなった。でも、もしもこの様な障害を持った人にもっと安く提供してくれるのであればもっと利用する人が増えるだろう。僕の家庭ではというか僕と妻の関係上では必要は今のところ無いけれど一般的にはかなり必要な愛情の確認だろう。声を出していうことができにくい事だし。あえて 健常者(健康な方)と言わせてもらうけれど健常者にはわかってもらえない感覚だと思う。生きているだけでも良かったとか、○○なような事にならなくて良かったとか。癌という病気、その恐怖と向き合う事。その後に起こってしまった事。想像以上の気持ちがそこにある。


後遺症 下痢の事

一番困る事。それは下痢。残念ながら僕は液体の状態が90%だと思う。2日ぐらい全くでないと固形化することもあるが、そうなると狭くなってしまった肛門から便が出なくなってしまう。本当に尿のような液体かヨーグルトやマックシェーク位の感じだ。気分的には下痢が我慢できないような、あの感覚が正直ずーっと続いている。だから最初のうちは横になって寝れなかった。いつもソファーに座って肛門がしまっていると便は出てこない。大変なのは漏らしてしまう事。液体でしょ。すべてに染みてしまう。下着もズボンもソファーはカバーも中も。だから洗濯は大変だった。ただ、汚れはまだよい。洗えるものは洗えばいい。汚れが気になるならソファーだって買いなおせばよい。怒られても、気にしなければよい。ただ、ひとつ・・・。心が折れる。下のトラブルは相当きつい。精神的にやられると思う。考えても見よう。40歳を過ぎた老人でもない大人が漏らすわけだ。オムツをすればよいだろうが、やはりできる限りそんなことはしたくない。今は夜寝るときにやっちゃいそうなときはパンツ型のやつに変えますが、下着は本当に汚す。10年たったってそうだ。まぁだからあきらめてくれ。家具だって買いなおすつもりで選べばいい。そんな風に協力して欲しい。

癌の後遺症

後遺症の話。恐れていた事が現実に。性的な障害が出てしまった。ただ無反応。正直、子供が生まれていてよかった。医師からは精嚢がまだひとつ残っているから欲しくなったら作れない事は無いといわれているが・・・。今更だが、妻と昔けんかをした事がある。それはそれこそHの件。もともと奥さんは淡白なほうなで、無いなら無い方がよい、なんていわれた事もあった。でもまさかこんな風になるとは。子供が生まれてから、たまにする程度だったから、あまり今も抵抗は無い。もちろん術後、一度もしていない。でもなんだろう、僕もあまり違和感は無い。生きれているだけもで良いということもそうかもしれないが、思ったほど必要ではないのかもしれない。